旅のきっかけ
初めて"旅"に興味を持ったのは、中学生の時だった。私はクラスの中では結構静かな方で、本を読むことが大好きだった。図書室の司書さんともすごく仲が良くて、 図書委員をやっているような"いかにも"な子だった。
ある日彼女におすすめの本を聞いた。今思えば、ここが私の旅の出発点だったのかもしれない。バックパッカーのバイブルとも言える沢木耕太郎の「深夜特急」。
2日ほどで6巻全てを読み切り、それから未だかつて想像もしたことが無い世界に思いを馳せる日々が始まった。その世界は、私がいた狭い中学校の教室にも校庭にも、図書館にさえもなくて、到底現実の世界の出来事とは思えなかった。
高校に入って、カナダに行った。高校のプログラムで語学力を向上させるための短期留学だった。カナダに行きたいと思ったのも、外国に憧れが強かったからだと思う。そこでは、英語を話すことに精一杯で、また昼間は学校に行っていたため、"旅"を強く意識していたわけではなかった。
また、高校の卒業論文では「増えよ!女子バックパッカー」というテーマでやりたい放題に"安全でクレイジーな旅"について一生懸命考えていた。
今思えば、その頃からもう自由に旅をすることが待ちきれなかったのだと思う。
旅に憧れながらも恐れている期間が長かったから、とりあえず言ってみよう!と踏み出したのが今年の春休み。
大学に入って先輩から、「遊べるのは大学3年生まで」という声を沢山聞いた。人生1度切りなんだから、あまりそういう生き方をしたくはないとは思いつつも、びびりな私は、最初は就活をするんだと思う。みんながやっているからという理由で。
とにかく一般的には、今が1番時間があって遊べる時期らしいし、今がチャンスじゃないか、ということで遂にドキドキの1歩を今年の春休みに踏み出した。
そんな経緯で始めてみましたこのブログ。旅とおんなじで、ちょっと憧れがあったから。そして、やってみたいならやってみよう、ということで。
私も旅を始める前は、"女子 バックパッカー 危険"とかすごく調べて、体験談やブログなどを読み漁っていたから、少しでも参考になればと思います(*'▽'*)